職業としての風俗嬢(宝島社新書)を読む

こちらは主に税金関連が書かれている書籍ですが、職業としての風俗嬢を読んでみました。

ぼくは割と納税額が多い年度もあり、税金と社保を合わせて新車5台分ぐらいを納める年もあるのですが、周囲には自分以上に稼いでいる友人も知り合いは誰もいませんでした。そのため節税方法などはまったく分からず、過去に非常に苦労した経緯があります。

けれども、ここ数年ほど個人的に会っている女性がいまして、今は風俗産業で働いているらしいのですが、その子が最近かなりの金額を稼いでいるらしいのです。おそらくは自分よりも稼ぎがいいと感じたのですが、国会議員並みの収入ではないかと思います。

やっと自分より稼ぎのいい人を見つけたと思ったら、一番身近な女性だったわけですが、お互いにどこか似ている部分があるのかもしれません。

ただ、そうなるとやはり税金のことが心配になってしまいますが、どうもまったく払っていないようなのです。年金と健康保険料ぐらいは払っているらしいのですが、個人事業主としての確定申告などはまったくしていないようでした。

ネット上で風俗嬢の税金についても調べてみたのですが、実態では払っている人はほとんどいないものの、払わなくてもよいという書き込みはやはりありません。違法行為をすすめる人はいないので、おおっぴらには書き込めないのかもしれません。

払わなくてもいいのか払う必要があるのか、ネットで調べても確固たる答えはなかったので、今回はこの書籍を購入してみた次第です。

内容については書きませんが、どうも税務上は払う必要があるものの、別の法律上の問題で払ってしまうとおかしなことになってしまうため、国税としてはシカトしているようなのです。なるほどなとは思う一方、税金とは何かという気持ちになってしまうわけですが、一応はそういう業種になっているようなのです。

もちろん、所得があれば、納税する義務はありますが、それだけでは割り切れない事情も社会には存在するのだろうと思います。