今年の芥川賞と直木賞の受賞作は読んでみるつもり

今年の芥川賞は小野正嗣さんの「九年前の祈り」、直木賞は西加奈子さんの「サラバ!」に決定したもようです。若者の読書離れがさけばれるなか、どんどん人気作家が出てくることで活字文化が復活するきっかけになればと願っております。

書店数はここ10年で5000店ほど減少してきており、書店は斜陽産業ともいわれています。そもそも本を読む人自体が減っているのか、それともアマゾンや電子書籍の登場で影響を受けているだけなのか、このあたりは判然としませんが、ネットの登場で紙媒体の書籍への需要が減少してきているように感じております。

けれども、紙の歴史は古代エジプトまで遡ることができ、もうかれこれ5千年ぐらいは紙で読んできたわけですので、ネットや電子書籍が登場したからといって、おいそれと書籍による読書がなくなるわけでもないと思います。

何かのきっかけで、また活字文化が復活するのではないかとも思っておりますが、直木賞や芥川賞で人気の作家が出てくるのが必須の要素になるのではないかと僕は思います。前回の受賞作品も、今回の受賞作品もまだ読んではおりませんが、今回はちょっと買ってみようかなと思っております。

個人的には、ネットの登場で読む情報量はかなり増えてはいるものの、じっくりと時間をかけて読むということがあまりなくなってます。サイトの平均滞在時間はほんの数分といわれており、時間のかかる読み物は苦痛に感じる体質になってしまっておりますが、今回はがんばって、1冊を読み切ってみようと思ってます。