以前から気になっていたアマゾンの電子書籍のkindleを購入してみました。年末あたりに予約しておいたのですが、2週間程度で到着したようです。年末・年始は何かと忙しく、到着後もほったらかし状態が続いていたのですが、昨日あたりからちょくちょく使ってみています。
さっそくご本を読んでみようと思い、夏目漱石の無料のものを購読してみたのですが、最初は「kindleの端末からどうやって購入するんだろう?」と操作がいまいちわかりませんでした。端末自体が白黒でもっさりしていることもあって、よくわからなかったのですが、PCからアマゾンへアクセスして、そちらで読みたい書籍を普通に購入すれば、そのままkindleにダウンロードされるようなんで、この方法で書籍を購入するようにしています。
去年は、iphoneにipod、macbookにipadと立て続けに端末を購入していたんで、たぶん、そちらの方でも電子書籍は読めるような気もしているのですが、あえて本を読む気にはなれなかったのです。やはり、本を読むのは紙媒体でないと落ち着かない気がしていたんで、タブレット端末の電子書籍のものはあまり使ってはいなかったわけです。この点、kindleのpaperwhiteの場合、価格も安いですし、実際の紙媒体の文庫と同じような質感の端末なんで、電子書籍を読む場合はこれをメインに使っていこうと思っています。
ただ、紙媒体のものも、読まずに本棚に積まれている本が山のようにあるんで、端末の使いやすさうんぬんではなく、読書の時間をいかにして確保するのかという点が一番のポイントになるような気がします。弘法筆を選ばずといいますように、読書家は書籍媒体を選んでいてはいけません。それが電子タイプであろうと紙タイプであろうと、そこに書かれている情報を読む、ただ、それだけのことなのです。
2012年11月アーカイブ
昨日からふと気になりだした本があるので、また購入しようと考えてます。
グレートギャッツビーという本なのですが、私が学生時代に読んでいたことはあるものの、内容の方はすっかり忘れてしまっており、断片的にしか覚えてません。
なぜ、私が急にグレートギャッツビーに興味を持ち始めたかというと、昨日の夢が原因です。
8年ほど前、好意を寄せていた女性がいたのですが、あれこれあって結局はふられた形で終わってしまったのですが、その人が夢にでてきたのです。
ふられた原因についてですが、当時、派遣労働者だったわたしは、その女性にとって将来性に魅力がなかったのかもしれません。もしくは、ささいな一言が修復不可能な状態にまでなってしまったのかもしれません。いずれにしても、その当時に終了してしまったのです。
ただ、その後、派遣をやめて事業をはじめたのですが、この間ずっと「IT長者にでもなればきっとまたやり直せる」という気持ちをいつも抱えていました。男はみれんが残りやすいといいますが、それは重々承知のうえ、実際に未練があるのだから、あるものはしょうがないのです。
そして、あれから8年が経過した現在、私はIT長者にはほど遠いものの、月収数百万円の高額納税者になりました。ちょっとしたプロ野球選手の年棒ぐらいの稼ぎが今の私にはあります。生活は一変し、欲しかったものは片っ端から買いつくし、身の周りはブランド品ばかり、家具も家電もすべて新品にリニューアルし、豪邸とまではいかないものの、数十万単位の買い物なら特に値段を気にせずに購入できる状態です。
また、昨今のアベノミクスで保有している株価が上昇し、ある程度の資産もできています。でも、私の心が本当に求めているものはそんな贅沢な生活ではなく、その女性とやり直すことなのです。
ただ、8年が経過した現在、突然、電話をかけるわけにもいきません。
もしかしますと、既に結婚して子供もいるかもしれませんし、「俺、金持ちになったからまたやり直そう。」なんて8年ぶりに電話するのも馬鹿げた話です。仮に今、「お小遣いで2千万円ちょうだい。」と言われれば、実際に用意してほいほいあげるはずですが、私にできることは、当時と同じように、その子からの連絡を待つことだけなのです。
ヒルズ族にでもなれば、メディアなどでも注目されるでしょうし、ひょっこり連絡をくれるのではないか、そんなことを時おり考えています。とはいえ、客観的、現実的にみれば、もう二度と会うことはないということは理解しています。
ただ、学生の頃に読んだグレートギャッツビーという本、そのなかの主人公は過去を取り戻せると信じて疑いません。あらゆる手を使い、あきらめることをしないわけです。そんな内容だったことをうっすら覚えているのですが、このあたりが少し気になったもので、また購入して読んでみたいと思ったわけです。
読書好きの方に多いかと思いますが、本棚がいっぱいで入れるところがなくなり、部屋の片隅に積み上げはじめる方がいらっしゃいます。本を大事にされる方にとっては、あれも大事、これも大事ということで捨てられないのでしょうけれども、基本的に、一度読んだ本というのは、ほとんど読み返されることはありません。
個人的には、100回以上、繰り返し読んだ本というのは、ほんの数えるぐらいなもので、ほぼ、99%は読み捨ての形になっています。
そうであるならば、読まない本を本棚に入れておく必要はなく、読んだ端から捨てていくことをおすすめします。捨てるまではいかないにしても、古本屋に出すのが一番いいのではないでしょうか。
私の場合のイメージとしましては、出版後、5年以内であるならば、たいていの本はまた、再購入できるという実感がありますので、一度捨てて、また読みたくなったとしても再度、入手できるわけです。
これが10年、20年と経過すると、なかなか難しいかもしれませんが、ネット上の古本屋で片っ端から検索してみることで何とか手に入るケースも多いです。
ですので、捨てる際に迷うのは、よほどマニアックな本で、なおかつ再度読む可能性が高いものに関しては一応とっておきますが、いわゆるベストセラー本や知名度が高い本に関しては、いつでも入手可能ですので、あまり躊躇せずに処分してしまいます。
ネット上で本を気軽に購入できるようになった今、特に大切に保存しておく必要のある書籍というのは、案外少ないものなのです。
村上春樹の新刊が出たようで人気になっているようですが、今回は私も購入しようと思っております。タイトルは「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」とのことで、内容はまったくわかりません。
確か、去年だったかおととしだったかは忘れてしまいましたが、「1Q84」というのも当時、ベストセラーになっていたようで、こちらも今回は合わせて読んでみようと思っているのです。
本はよく購入するのですが、いかんせん場所をとるのには閉口してしまいます。そんなわけで、最近は控えていたんですけど、ちょっと時間とお財布に余裕が出来てきたんで今回は読んでみようと思うわけです。
ぶっちゃけ、村上春樹は文学なのかはよくわかりません。
文学というと、芥川龍之介とか、夏目漱石のようなイメージがあるわけですが、それほど村上春樹の文章には格調高いものは感じられませんし、エンターテイメント的な要素が強いと思うわけです。
けっこうグロっぽい描写もあったり、一方ではのほほんとした単調なお話だったり、かと思えば、ファンタジー的な内容だったりするわけです。読んでいる最中はおもしろくて時間がすぎていきますが、あとから考えると内容については忘れてしまったというケースが多いです。ただ、村上春樹が文学かどうかなんてことは特にどうでもよく、ひとときの楽しい読書の時間をすごせればそれでいいのです。
そんな印象のあった村上春樹の作品なわけですが、かれこれ18年ぶりぐらいになるでしょうか、久しぶりに読んでみようと考えております。
キンドルとは何かというとアマゾンの電子書籍端末なわけですが、今までは海外では人気になっていたものの、日本での発売はかなり遅れていたわけです。わたしも海外経由でゲットしようかなとは思っていたんですが、いろいろ面倒くさい面もあってすっかり忘れていた次第です。ただ、最近、ついに日本でも発売されたようなんで、さっそく購入しようと思ったんですが、今買っても、到着は来年になるようでけっこう品薄状態になっているようなんです。
そんなわけで、キンドルが混んどるっていう、そういうお話なんですけど、グレードがいくつかあるようなんで、ひょっとしたら上位バージョンはすんなり買えるのではないかって。そのあたりを調べてみることにしました。
最近、iphoneを購入したんですが、まさにこの戦略なんだろうと思うんですが、下位バージョンを品薄状態にしておき、待ちきれないユーザーに対して、上位バージョンの高い商品を購入してもらおうという、そういう意図があるのではないかという感じもしてしまうわけなのです。
わたしはまんまと7万円をつぎ込んでしまったんですけど、購入してしまってから、はたして64ギガも必要だったのだろうかという疑問も出てきてしまうわけなのです。
それで、キンドルの方をチェックしてみたんですが、7980円のkindle paperwhiteについては今購入しても来年の1月6日の発送になるようなんです。一方、上位バージョンの15800円のHDタイプ、kindle fire hd については12月19日には発送されるようなんです。つまり、クリスマスプレゼントとして贈るには、高い方のHDを買ってくださいねっていうことかと思うのです。
このあたり、クリスマス商戦に間に合わない機種が出てきているのは不思議でしょうがないのですが、あまり深く考えてもしょうがないんで、たまたまなんだろうというふうに考えております。
結局、わたしが選択したのは、paperwhiteなのですが、hdタイプと比較すると、こちらの方が読書をするという点では優れている気がします。paperwhiteは読書に適している画面のようで、lcdとは違うタイプのようなんで、電子書籍リーダーとして使うにはこれが一番いいかなと。
タブレット端末として利用するには、ipadがあるんで、そっちで十分かなという気がしているのです。
書店で購入できる通常の書籍と比較すると、電子書籍の場合、ネット上でユーザーを絞り込んだ上で販売できるという利点があります。ターゲットを絞った上で、コアなユーザーに高額な価格で販売できるという利点があるわけです。
もちろん、本屋さんで売っているような書籍をネット上でも電子書籍で同じように販売することもできますが、その利用方法の部分である程度の違いがあるわけです。
書籍で公開する情報というのは不特定多数に読まれるものですので、薄利多売が基本になります。ハードカバーが1冊10万円とかしても、おそらくは誰も購入する人がいないはずです。10万円も出すぐらいなら、立ち読みで済まそうという人が多くなるものと思います。
一方、電子書籍では100万円という情報本の類も実際に存在します。例えば、ビジネスに関するレアな情報とかになりますと、その情報を知っているかいないかによって、事業収益に数千万円の違いが出てくることも実際にありますので、100万円でも実際に売れるわけです。
また、出版社をとうして本を出す場合には、不特定多数に向けて情報を発信しなくてはならないので、書いてしまったらタブーとなることや、あるいは本音では書けない部分も少なからずあるものです。この点、電子書籍の場合は、読書との距離感が非常に近いため、ある程度は本音の部分で書くことができます。
電子書籍は単に本を電子化したものではなく、閉じられた距離感のなかでコアな情報を提供するのに利点があるといえるでしょう。