ネットになれると本が読みずらくなる

最近はネット上での情報収集が多くなってきてるんですけど、たまに本を購入して読んでみると、どうも読みずらくてなかなか読書が進まないのです。
やはり、ネット上のウェブサイトの場合、左から右へ読むというのが基本ですので、私の眼球運動もそのような方向へ最適化されており、たまに通常の紙媒体の本を読もうと思ったら、右上からの上下方向への眼球運動になれるのに時間がかかってしまいます。

新書ぐらいの厚さの本なら、以前までは、ほぼ4、5時間程度で読みきることができたのですが、ネットになれてしまった現在、30分程度読んでいるとすぐ疲れてしまって、読了するのにひどく時間がかかってしまうのです。
バックライトのある液晶画面と比較すると、紙媒体の本の方が目の疲れという点からいうと負担が少ないはずなのですが、このようなわけで、かえって読書する方が疲れてしまうわけなのです。

また、ネットでの情報収集の場合、検索エンジンとの対話式で読み進めることができるので、途中でわからない点や疑問点などがでてきた場合でも、ブラウザのタブ機能をつかってその都度解決することができます。
けれども、読書の場合は、わからないところがあっても、とりあえずは読み進めなくてはいけないのでストレスを感じることもあります。

かといって、私は紙媒体の本を批判しているわけではありません。
やはり、特定のテーマにそったテキストベースの情報量でいうならば、本屋で購入してきたものの方が圧倒的なボリュームがあります。
また、序章?エピローグまで順序立てて章が構成されているので、体系立った知識の習得が可能になります。

そのような意味でも、情報収集をはかる際には、ネット上のウェブサイトと本の両方をチェックしてみる必要性があると思うのですが、どうにも疲れちゃうんですよね、30分ぐらいで。