電子書籍の展望について

最近、電子書籍というものを利用してみました。
通常の本の購入の場合だと、インターネットショッピングから注文をし、メール便などでハードカバーや文庫本などが送られてくるかと思いますが、電子書籍の場合だと、専門の閲覧ツールをダウンロードしてパソコン上で閲覧するという方法になるようです。
利用してみたのは、楽天ショッピングでの電子書籍なのですが、割と簡単に利用できましたんで、今後ははやりそうな気がします。

右側をクリックしたりして、ページ送りや行の移動をするようなんですが、特に違和感もなく、縦書きと横書きを選択できるので、インターネット上のウェブサイトを閲覧しているような形で利用することができました。
コピー防止のためか、そのツール上では通常の操作は一切できなかったのですが、電子書籍における最大の難関は複製という点だろうと思われます。

私が今回利用していたツールにおいても、例えば、1ページずつキャプチャーしてZIPファイルで送信したりすれば、容易にだれでも閲覧できる状態になるような気がします。
音楽などの違法ダウンロードでかなりの損害がでているようなのですが、電子書籍の分野では、コンテンツが音声ではなく、単なる文字だけですので、比較的コピーなども容易なのではないかという印象を受けました。
この点をいかにして克服するかという点が最大のポイントになるかと思うのですが、まだまだハードルは高いような気がしてなりません。
おそらく、著作権者からすれば、電子書籍化というのは非常に嫌がるはずですので、電子書籍と通常本との間でコンテンツ格差が生まれてくるのではないでしょうか。